Alumni Interview 生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事
真子 清香さん
田辺三菱製薬
佐賀県立致遠館高等学校出身
2017年生命環境学部生命科学科卒業
(山下研)
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現在のお仕事について教えてください。
私は、製薬会社のMR(医薬品情報担当者)として、医療用医薬品の適正使用推進のため、医療機関へ訪問し、医療従事者に医薬品情報の提供・収集・伝達を行っています。入社して6年目の現在は、炎症免疫領域専任担当者として、自己免疫性疾患(関節リウマチ・潰瘍性大腸炎・クローン病)に関するより専門的な情報を提供しています。更に地域のニーズに則したWebセミナーや講演会の企画立案および運営も行っています。
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庄原キャンパスでの大学院・学生時代はどのように過ごされていましたか?
学生の頃は、勉学はもちろんですが、部活(エスキーテニス部)やアルバイトにも打ち込んでいました。1、2年生の頃は、CAP制度の上限まで、興味のある授業は全部履修し、幅広い知識修得を目指しました。研究室配属後は、実験をしたり、自身の研究に関する論文を読んだりしていました。また3年生の時は、大学の交換留学制度で、夏休み期間にイギリスのシェフィールド大学へ約1か月の語学留学にも行きました。
庄原キャンパスは交通不便な場所ですが、自身の行動意欲により充実した大学生活を送ることができると思います。 -
庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事にどのように生かせていますか?
研究室では、毎日研究し、参考文献を調べ、成功・失敗の原因を考えながら進めていました。試行錯誤しながら研究しても失敗することが多く、落ち込むこともありましたが、研究を通して培った試行錯誤しながらPDCAサイクルを回しつつ、仕事を進めることは、現在の仕事にも活かせていると思います。また今のMR活動は、医師のニーズに合わせ、医学論文を用いて情報提供をすることも多いので、研究室での英語論文の学習経験が活かせています。
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他の都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか?
1年生の4月、桜が咲いている時期でも肌寒く、短時間で雪が薄っすら積もったのがとても印象的で驚いたことを今でも記憶しています。田舎のキャンパスだからこそ、同期、先輩、後輩との結びつきも強く、みんなと楽しく濃いキャンパスライフを送ることができたと思います。交通の便は正直悪いとは思いますが、就職活動ではそれを逆手にとって、かなりインパクトを残すことができたと思います。
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最後に一言
私は県外出身でしたので、「せっかく広島に来たので、ここでしかできないことをたくさん経験したい」という思いがあり、いろんなことに挑戦し、経験を積むことができました。経験は最高の財産だと思います。どんな環境であれ、自らチャレンジしたものの勝ちです。ぜひ庄原キャンパスで色んな挑戦をし、自分の幅を広げてみてください。
研修先のオーストラリアでの写真
生命科学コースからのコメント
今回ご紹介した山下研究室、さらに阿部研究室では生殖関係の研究をしており、胚培養士の道も開けています。講義科目としては、発生・生殖科学や生理学、生体機構学などが関連しています。また、免疫学や細胞生物学など生命科学系の科目も充実しています。これらの知識を医薬品会社名での就職後の仕事にいかすことも可能です。