Alumni Interview 生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事
大河内 公一さん
小林製薬株式会社
東福岡高等学校(福岡県)出身
2018年生命環境学部生命科学科卒業
(齋藤研)
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今はどういうお仕事をされていますか?
他大大学院を経て、現在、小林製薬株式会社で食品開発グループの研究開発職として勤務しています。会社では、サプリメントや青汁等の健康食品の開発やヒトが食品を摂取した時に体内でどのような作用を引き起こしているか、細胞や動物を使用した基礎研究をしています。研究職として目には見えない小さなメカニズムを調べるだけでなく、開発職として実際に自分の手で試作し、製品を開発するとてもやりがいのある仕事です。
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庄原キャンパスではどのように過ごされていましたか?
平日は講義と研究室、休日は部活動やバイトに勤しんでいました。庄原は自然に囲まれたところですので、いわゆる都会の大学生と同じような遊びはできませんでしたが、庄原ならではの遊び(スノーボードや丘陵公園のイルミネーション、ヒバゴン探し!?等)がたくさんできて今では良い思い出です!
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庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事などにどのように活かされていますか?
齋藤研究室では「酸化ストレスががんに及ぼす影響」について研究していました。今は食品の研究をしていますが、研究室で培った細胞生物学の知識と最後まで粘り強く諦めない根気強さ(もっと深く知りたい!学んでみたい!と思う気持ち)は今の研究開発職でも十分発揮されています。
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他の都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか?広島から離れて広島への思いは?
生まれも育ちも九州で、10数年間ずっと地元を離れたことがなかったため、入学当初はとても不安でした。ましてや庄原は私がイメージする広島とは全く違っていたので「この先やっていけるかな...」と心配していたのを今でも思い出します。しかし、庄原は住み慣れると自然豊かで、市民の方もとても優しかったので今思えば最高の4年間でしたし、何より沢山の良い友人にも出会うことができました。社会人になると庄原で過ごすような生活はなかなかできないと思いますので、大学生のうちに様々な自然に触れ、自分の価値観を広げておくことは非常に良いと思います!
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最後に何かひとこと
社会人の先輩としてアドバイスできることは「大学生の内に何か一つでもやりたいことを見つけて、チャレンジ・経験を積んでおくこと」かなと思います。社会人になると必ず自分の意見が求められます。「自分だったらこうする」と、例えそれが間違いであっても素直に伝えることは社会人としてとても大切です。大学生での貴重な4年間をただ闇雲に過ごすのではなく、やりたいことにチャレンジし、経験を積めば自ずと“自分らしさ”が磨けますし、その経験が必ず社会でも役に立つと思います!
生命科学コースからのコメント
研究室の卒業生/修了生たちですが、生命科学の分野に収まることなく様々な分野で活躍しています。大学での専門に関わる分野に進んだ者、異なる分野にチャレンジする者、人それぞれですが、本学での様々な学びや経験が一人一人のその後の人生や社会へとつながっている事が伝わればと思います。こういった企画を機に卒業生同士の新たなつながりも生まれるといいですね。