Alumni Interview
生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事



大和田 凌平さん
茨城県桜川市役所
岩瀬日本大学高等学校(茨城県)出身
2015年生命環境学部生命科学科卒業
(齋藤研)
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今はどういうお仕事をされていますか?
地元の茨城県にある桜川市役所で勤務しています。現在は入庁6年目で、市民生活部 生活環境課に所属しています。市役所に入庁してからは、障がい者の支援をする業務を5年経験して、現在の部署に異動してきました。この部署では、主に地元の幼児や小・中学生に交通安全教室を開催したり、警察と連携しながら市民の交通事故防止の啓発活動を行う業務をしています。市役所での仕事は、様々な業種の仕事に取り組めることや市民からの声を直接聞けるので、自分の仕事のやりがいに繋がっています。
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庄原キャンパスでの学生時代はどういうふうに過ごされてましたか?
私は、高校生の時からがん細胞の研究をしたかったので、自分の希望する研究室(細胞機能制御学研究)に配属されてからは、高濃度のビタミンCが舌がん細胞与える影響やメカニズムについての研究に取り組みました。日頃の研究内容を多くの方に知ってもらいたかったので、積極的に学会に参加し、発表を行いました。勉学以外にはラグビー部に所属して活動していました。大学から初めて始めたスポーツでしたが友達や先輩・後輩に恵まれ、4年間、怪我無く楽しく続けることができました。
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庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事などにどのようにいかせていますか?
研究室に所属することは、会社に勤めることのデモ体験と一緒だと思います。仕事にも研究室と同じように目指すテーマがあります。その中に自分の研究があって、毎日、研究に取り組むことは、仕事と一緒だと感じます。惜しくも大学時代に学んだ勉学の知識は現在のところ仕事で使う機会がありません。しかし、研究室に通うことで自然と身についていた、失敗しても考察して次に生かす姿勢は、私の仕事のなかで活かされていると思います。
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他の都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか?
庄原キャンパスは広島市内のような街にある大学をイメージして茨城から引っ越してきました。緑豊かで自然に恵まれた庄原は、正直、私の最初のイメージとは異なりました。こんなはずじゃ・・・。しかし、自然に恵まれている街の大学ならではの遊び方(タコパ・鍋パ・魚釣り・川遊び等)は庄原キャンパスでなければできないいい経験だったと思います。また、庄原市は島根県、鳥取県、山口県に近いので大学時代に様々な都道府県に旅行できたことも今となってはいい思い出です。
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最後に何かひとこと
ただ、大学を卒業するだけではもったいないです。こういうことを勉強したい、将来こうなりたいという目標・目的を持って大学生活を送るだけでも社会人になったときに大きく変わります。県立広島大学庄原キャンパスはその手助けをしてくれる場所だと思います。これから入学を考えている方も在学生のみなさんも、悔いのないように大学生活を送ってください。社会の先輩よりひとことでした。
生命科学コースからのコメント
研究室の卒業生/修了生たちですが、生命科学の分野に収まることなく様々な分野で活躍しています。大学での専門に関わる分野に進んだ者、異なる分野にチャレンジする者、人それぞれですが、本学での様々な学びや経験が一人一人のその後の人生や社会へとつながっている事が伝わればと思います。こういった企画を機に卒業生同士の新たなつながりも生まれるといいですね。