Alumni Interview 生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事

生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事
水島 ひかるさんの写真

水島 ひかるさん

浜松商工会議所

静岡県浜松市立高等学校出身
2019年生命環境学部生命科学科卒業 (齋藤研)

  • 今はどういうお仕事をされていますか?

    地元静岡県浜松市にある浜松商工会議所で勤務をしています。商工会議所自体あまり聞きなれないかと思いますが、経営相談や自治体との連携など様々な面から地域の中小企業をサポートする経済団体です。就職して4年目になりますが、入所してからずっと、海外との貿易の際に必要となる原産地証明書等、貿易関係証明の業務に従事しています。大学で学んできた分野とも違い、英文の書類を見たり、貿易に関する専門的な知識も必要で頭を抱えるような時もありますが、少しずつ成長していることを感じた時の達成感や、お客様からの感謝の言葉をいただくなどがやりがいとなっています。

  • 庄原キャンパスでの学生時代はどういうふうに過ごされましたか?

    3年生以降は、研究室での活動がほとんどでした。研究室では皮膚の細胞の老化モデルを作製し、紫外線ストレスに対する応答性について研究をしていました。同学年の友人はもちろん、研究室の先輩、後輩も仲が良く、頻繁に遠出やホームパーティーなどをして楽しみました。庄原キャンパスはゲレンデへのアクセスも良いため、スノーボードサークルに所属し、地元ではなかなか楽しめないウィンタースポーツに挑戦できたのもいい思い出です。
    また、1年生の春休みを利用し参加した、カナダのランガラ大学短期語学留学プログラム(大学で募集されていたもの)はとても思い出深いです。自分の英語力の無さも痛感しましたが、それ以上に、様々な国やバックグランドを持つ人と英語という共通のツールで意思疎通ができるということの楽しさを感じ、自分の視野も世界も広がって感じられました。

  • 庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事などにどのようにいかせていますか?

    現在の仕事は、大学で学んできた理系の分野から全く別の分野のため、知識が直接活かされているものは少ないです。しかし、仕事上 専門的な内容をお客様や上司に説明する機会が多くあり、研究室で毎週行っていた研究の進捗状況や文献などを人前で報告・発表するスキル、資料まとめ等の経験は、非常に役立っていると感じます。今でも理科に関する内容は大好きなので化学や生物学に関係するような案件に当たるとテンションが上がります。

  • 他の都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか?広島から離れて広島への思いは?

    正直なところ想像以上にのどかな環境にあまり魅力を感じられない時期もありましたが、その分学問や研究に集中できますし、加えて人と人との距離が近く、繋がりが温かいと感じられる大学生活でした。1年生の時、学生寮で仲良くなった友人や研究室のメンバーとは、社会人になってもよく会ったりしています。庄原キャンパスは他県から来ている方も多いため、様々な価値観や地域性を知れるのが面白く、貴重な出会いがたくさんあったと感じました。振り返ると学生生活では大学時代が一番楽しかったと思います。卒業後は地元に戻りましたが、広島のことは第二の故郷の様に感じています。広島弁やカープの応援ソングが恋しいです。

  • 最後に何かひとこと

    大学生活は振り返ればあっという間でした。限られた環境や立場であっても、工夫や捉え方次第で楽しみ方は無限にあると思います。大学は春休み、夏休みが長くありますので、是非学校生活だけにとどまらず欲張っていろいろな場所に足を延ばしてみたり、体験をしてみてください!

    みなさんの大学生活が充実したものになりますように願っています。

生命科学コースからのコメント

研究室の卒業生たちですが、生命科学の分野に収まることなく様々な分野で活躍しています。大学での専門に関わる分野に進んだ者、異なる分野にチャレンジする者、結婚などの節目を機に新たな道を歩む者、人それぞれですが、各々が本学で学んだこと、経験したことが広く社会で役立っているという事なのではないでしょうか。こういった企画を機に卒業生同士の新たなつながりも生まれるといいですね。

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