Alumni Interview 生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事

生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事
水上 愛子さんの写真

水上 愛子さん

三基食品株式会社

兵庫県立豊岡高等学校出身
2014年生命環境学部生命科学科卒業 (齋藤研)

  • 今はどういうお仕事をされていますか?

    健康食品、化粧品のメーカーで品質管理の仕事をしています。お客様に安心・安全な商品をお届けするため、厳しい品質基準に則り、検査をしています。検査では、理化学検査(機器を使って物性を測定する検査)、微生物の有無を調べる検査、官能検査(人の五感を使って味やにおいなどを評価する検査)を行っています。また、生産現場を巡回し、定められた条件で間違いのない作業が行われているかを確認したり、商品の出来栄えや作業環境についても第三者の目線でチェックをしています。

  • 庄原キャンパスでの学生時代はどのように過ごされてましたか?

    3年生から研究室に配属でき、研究室で過ごした時間が一番思い出深いです。私は皮膚のシミの原因となるメラニンに関する研究をしていました。研究室では先生や先輩方が研究の基本や機器の使い方など丁寧に教えてくださり、研究を通して、試行錯誤しながらデータをコツコツ積み重ねる大切さを学びました。また、研究室は和気あいあいとした雰囲気で、研究室のメンバーとは研究以外にも様々なイベントを楽しんでいました。

  • 庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事にどのように活かせていますか?

    研究室では、細胞を培養して研究に用いていたので、無菌操作の基礎が身に付けられました。現在、品質管理の仕事の中で、「微生物の有無を調べる検査」では無菌操作をする必要があります。この検査では、研究室で学んだことが特に活かされていると感じています。また、その他にも検査の原理や機器の操作などを理解する際に、学生時代に学んだ基礎知識が役に立っていると感じています。

  • 他の都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか?

    私自身、地元が田舎なので都会への憧れはありましたが、庄原キャンパスは自然豊かで静かで落ち着く環境の中にあるので、学業に集中できる場所だと思います。また、キャンパス内での友人や先輩、後輩との仲を深めやすい場所だと思います。他県から庄原キャンパスに入学し、最初は知らない土地で不安でしたが、県外出身の学生も多く、すぐに打ち解けられました。

  • 最後に何かひとこと

    高校生の頃は生物学の中でも特に植物に興味を持っていましたが、大学の様々な分野の授業を受け、視野が広がりました。齋藤先生の細胞機能制御学研究室に所属し、メラニンに関する研究に携わることができ、とてもいい経験になりました。研究では地道にデータを蓄積することの大切さを学び、社会人になった今でもその経験が役に立っています。ぜひ庄原キャンパスで貴重な大学生活を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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