Alumni Interview 生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事
福田 大智さん
株式会社ハイテックシステムズ
香川県立観音寺第一高等学校出身
2019年生命環境学部生命科学科卒業
(齋藤研)
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今はどういうお仕事をされていますか?
岡山県のIT企業に勤めており、自治体をお客様としてシステムの導入や運用保守の業務に携わっています。具体的には、児童手当や児童扶養手当、医療費助成といった福祉に関するお客様の業務を支援すべく、システムの導入や導入後の保守作業を行っています。また、市町村独自の制度がある場合は、お客様と一緒に対応策を考えたり、システムの改修を行うことで、お客様が円滑に業務を行うことができるようサポートしています。県独自制度もあれば、市町村単位での独自制度もあるため制度や運用を理解するまでが大変ですが、お客様に喜んでいただけることをやりがいに頑張っています。
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庄原キャンパスでの学生時代はどういう風に過ごされていましたか?
学生時代では、学業はもちろん、部活やアルバイトなど色々な事を詰め込んだ日々を過ごしていました。特に部活動では、軽音楽部に所属し、色々なアーティストのコピーバンドに参加し学内外のライブに出演してきました。また、研究室では、ヒト由来の老化した細胞に対して、様々な化合物を加えることでどのような変化がみられるか研究してきました。当時の老化研究で最先端の分野に取り組むことができたため、色々苦悩はありましたが、とても刺激的な経験を得ることができました。
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庄原キャンパスで学んだことは今のお仕事などにどのようにいかせていますか?
学部や大学院で学修してきた内容とはかけ離れた分野であるため、全然活かせてないように思うかもしれません。しかし、生物の仕組みとプログラミングの根本的な考え方が似ていることから、個人的には今の分野に活かせていると考えています。また、研究を通じて身に着けた問題解決能力も、システム導入や保守作業時のエラー解決時の考え方に役立っていると感じています。
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ほかの都道府県から庄原キャンパスに来られていかがですか?広島から離れて広島への思いは?
入学して当初は、正直すごい田舎だなっていう印象で、一時編入も考えていました。しかし、この環境だからこそ色んなことに全力で挑戦できると考え、学業や部活、アルバイトなどに取り組むことができました。その経験と思い出があるからこそ、今では広島、特に庄原という場所は思い出深い場所になっています。あと冬のシーズンはよくスノーボードをしに庄原市に訪れたり、夏のシーズンは星を見る、備北丘陵公園のBBQハウスに行きたいと思うなど、庄原での楽しみがものすごく増えた気がします。
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最後に何かひとこと
私は入学当初、ただ漠然と大学を卒業することを目的に入学しましたが、どうせなら今の内にやれることはやろう、という精神で学業だけでなくアルバイトや部活、大学祭実行委員など色々なことに全力で取り組んできました。振り返れば、庄原キャンパスの色々な挑戦ができる環境下だからこそ実現できた学生生活だと考えています。また、その経験の中には成功もあれば色々な人に迷惑をかけてしまったことや様々な失敗、挫折も多くありましたが、今では自身を成長させてくれるかけがえのないものとなっています。こういった経験や学びは、自分の時間を多く確保できる大学生の内にしかできないものであり、かつ庄原キャンパスのような挑戦できる環境だからこそ経験できるものだと私は思います。ぜひ庄原キャンパスで失敗を恐れず挑戦し、多くの事を学び成長していってください。