Alumni Interview 生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事

生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事
光安 楓さんの写真

光安 楓さん

栃木県真岡市役所

茨城県岩瀬日本大学高等学校出身
2013年生命環境学部生命科学科卒業 (齋藤研)

  • 今の仕事について教えて下さい

    地元の栃木県にある真岡市役所で勤務しています。現在は4月に新設された総務部デジタル戦略課に所属しています。市の行政サービス向上を目的に、デジタル化を手段として仕事の仕方や働き方を変え、組織の変革であるDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。また、DXの意識醸成のための人材研修を主に担当しています。

  • 学生時代はどのように過ごしましたか?

    学生時代は、ラグビー部(マネージャー)とスノーボードサークルに所属していました。庄原キャンパスはほとんどの学生が一人暮らしのため、サークル活動や部活動の友人同士で集まることが多く、いろんな地方の友人と交流することができました。齋藤研究室でも、仲間に恵まれ、うまくいかない時もお互いに励ましあいながら研究を進めることができました。去年の7月に行われたオンライン同窓会では、久しぶりに先生の顔や研究室メンバーの顔が見ることが出来て本当にうれしかったです。

  • 大学で学んだことは今の仕事にどのように活かせていますか?

    研究室では、毎日コツコツ研究し、参考文献を調べ、失敗の原因を考えながら進めていました。培養していた細胞が全滅した時は、絶望を感じましたが、メンバーたちとひとつずつ試行錯誤しながら作業を行いました。現在の仕事は、日々新しいデジタルツールを学んだり、他市の状況や事業を調べたりすることが多いです。まだ新設されたばかりの部署なので、前例に沿った仕事はありません。「本市に最適なDXとはなにか?」と日々考えながら仕事をしており、試行錯誤しながら粘り強く進める姿勢は、学生時代の研究経験を活かせています。また、人材研修も担当しているので人前で話すことが多いのですが、卒論発表や研究室での発表報告会の時に学んだ、要点をまとめ簡潔に説明するということも役立っていると感じています。

  • 他の県から広島に来て、どうでしたか?

    私は栃木県出身で、大学入学後、はじめて広島県に来ました。卒業後は、広島県内の民間企業や県内の自治体職員を経験し、結婚出産を経て栃木県に戻りました。広島駅から芸備線に乗り、備後庄原駅に着くまでにどんどんと田舎になる光景は、とても心細く感じたことを覚えています。今振り返ると、田舎という環境だったからこそ、学業に専念することや友人たちと濃い時間を過ごすことができたと思います。また、卒業から約10年が経ちますが、今でも家族同士での交流が続くなど、生涯の友人達にも出会うことが出来ました。

    広島を離れて4年が経ちますが、広島が大好きになりました。もう少し子供が大きくなったら、家族でまた広島へ旅行したいと考えています。

  • 最後にひとこと

    学生生活は、社会人の今の生活と比べるとたくさん時間があったなと思います。もっと好きなことや興味のあることに挑戦したらよかったなと思っています。友人や後輩、先生方だけでなく、地域の人や色々人と交流し、自分の興味をどんどん広げてみてください。将来自分がどんな生活をしたいか、何を大事にしたいかなど、働き方を考える時にきっと役に立つと思います。ぜひ県大で、自分の幅を広げてみてください。

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