Alumni Interview 生命環境学科生命科学コース卒業生インタビュー記事
川崎 奈穂さん
株式会社サンデリカ
広島県立呉宮原高等学校出身
2014年生命環境学部生命科学科卒業
(齋藤研)
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今はどういうお仕事をされていますか?
某コンビニのサンドイッチやハンバーガー等の開発業務を行っています。取引先の方からどのような商品を発売したいか(商品のイメージやコンセプト等)の依頼を受け、それらを自分の手で形にする仕事です。また商品決定後に全国供給に向けて書類の作成等も行います。また、商品開発のためにイメージとなる料理や、トレンドの品などを食べに出かけたりもします(休日も趣味も兼ねて美味しいものを探したりもしています:写真)。自分の名前が大体的に外に出ることはありませんが、ヒット商品を作るべく毎日試行錯誤しながら仕事に取り組んでいます。
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庄原キャンパスでの学生時代はどういうふうに過ごされていましたか?
研究室、部活、バイトと毎日楽しく過ごしていました。研究室では水素水と白金ナノコロイドを用いてがん細胞を制御することを目的とした研究をしていましたが、研究以外にもスポーツ大会やたこ焼きパーティー等のイベントがあり研究と遊びのメリハリがあり楽しいキャンパスライフを過ごしていました。また、部活はバドミントン部に所属し、部活終わりのご飯やイベント等を通して同級生だけでなく先輩後輩ともに仲が良い部活でした。そのため卒業した今でも交流が続いている、大切な仲間がたくさんできました。
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学生自体に学んだことは社会でどのように活かされていますか?
大学卒業後、大学院へと進学し、一貫してがん細胞の制御に関する研究を行っていました。大学院修了後は食品会社へ就職したため、研究したことが直接仕事へ活かされているわけではありません。しかし、研究で結果が出ない時にその原因を見つけ改善し再度取り組む力や、研究室内の論文紹介や卒論発表、学会発表、修論発表を通じて培った自分の考えを相手に伝える力などは、今の開発業務にも活かせていると感じます。
川崎さんの学部・大学院での研究成果が貢献した論文
Free Radic Res. 2021 Mar;55(3):211-220. doi: 10.1080/10715762.2021.1902514.
Free Radic Res. 2016;50(4):385-95. doi: 10.3109/10715762.2015.1131823.
生命科学コースからのコメント
研究室の卒業生たちですが、生命科学の分野に収まることなく様々な分野で活躍しています。大学での専門に関わる分野に進んだ者、異なる分野にチャレンジする者、結婚などの節目を機に新たな道を歩む者、人それぞれですが、各々が本学で学んだこと、経験したことが広く社会で役立っているという事なのではないでしょうか。こういった企画を機に卒業生同士の新たなつながりも生まれるといいですね。